日々アウトプット

アウトプットの習慣づけを目指す30代OLブログ

食の安全について思うこと

日本食無形文化遺産に登録されてはや10年目に突中しようとしています。

健康効果もあいまって世界中で日本食への注目度が高まりました。ラーメンやお好み焼きなどのB級グルメも大人気で一日本人として、世界の人に日本食が愛されているのはとても嬉しく誇らしい気持ちです。

 

以前オーストラリア人の友達が日本にきたばかりの時、「こんなに安くて美味しいものがたくさんある日本、サイコー!」と言っていました。

 

美食の国日本。でも、なぜ安くて美味しい食べ物が可能なのかについては語られることが殆どないように思います。安価なのは企業努力といえるかもしれません。でも、安全性が二の次の企業努力だとしたら?国の安全基準があてにならなかったとしたら?

 

口に入るものなのだから安全にはしっかり配慮されている!と思いたいのですが、ひょんなきっかけで食について調べ始めると、日本をとりまく食事情は実はけっこう危険な状況で、世界の流れと逆行するようなことをしているということが分かりました。

 

これだけでも随分ショックでした。日本はグルメなのになぜ?!?!と思いました。でも、一番ショックだったのは、いかに自分が無知であったかということ。周りも知らない人が多いと感じました。加工食品や添加物が身体に悪そうとは思っていても、どう悪いのか、何が危険なのかについて今まで積極的に調べてきませんでした。

 

食の安全に関する情報は、直接の因果関係を見つけるのが難しいだけに、絶対に危険なものを特定するのは難しい一方、安全な確証も見つけられませんでした。今安全とうたわれているのは「動物実験を経て、人間ならこの量ならおそらく大丈夫だろう」という目安をもとに決めているにすぎません。しかも、その目安も経済的な他国からの圧力を受けていとも簡単に変更させられてしまします。また、添加物や農薬が大量に使われ始めたのは戦後の高度成長期以降と歴史が浅く、その安全性・危険性どちらも不明な点が多いです。実際に昔は使えた添加物が発がん性のリスクが高いと分かり使われなくなったものなどあります。いま私たち自身が摂取しているものも、将来的に危険とみなされ使われなくなる可能性を常に持っています。人体実験中というのが実情です。

 

私は人体実験に参加したくないと思ったので、今はなるべく摂取しないようにしています。知るほど絶望的な気持ちになったこともありましたが、今は知れてよかったと思っています。知ることによってはじめて自分で選択ができるからです。食の安全についてはメディアで取り上げられることも殆どないので、自分で調べなければ知ることができず、知らないと選択の余地すら無いのだと感じました。

 

輸入品や加工食品が年々増え続ける現代の日本の食卓で、しっかり食の知識を持って選んでいく力は今後どんどん必要になっていくような気がしています。一種のサバイバル能力とすら感じます。

 

健康が目的ではないけれど、健康であるからこそいろんなことができている。決してないがしろにしたくないです。まさに自分の身は自分で守るしかない。それには知識を蓄えて自身で考える力が重要。

 

とはいっても、知るほどに食べられる物がなくなっていくのも事実です。ストイックになって人間関係がぎくしゃくしたり、外食ができなくなっては本末転倒。健康は食べ物、良好な人間関係、適度な運動など複数の要素がからみあっているで、食べる物も大切ですが、それ以外も大切です。食の危険因子はなるべく避けつつ、人と一緒に楽しくごはんをしていけるよう、ゆるく安全に気を使うバランスが大切だと感じています。

 

私自身日々勉強中ですが、学んだことを少しずつシェアしていきたいと思います。